【さいたま市緑区】一年にたった1日だけ、江戸時代の光景を令和に再現する、国指定史跡 見沼通船堀「閘門開閉実演」が開催されます
2025年も、年に1日だけしか行われない貴重なイベント「閘門開閉実演(こうもんかいへいじつえん)」が開催されます。
「閘門開閉実演」は、一年に1日だけ、JR東浦和駅から徒歩15分ほどのところにある、国指定史跡 見沼通船堀の東縁 一の関と二の関の間(写真上、赤い矢印のあたり)で行われます。

taka様より提供
見沼通船堀は、1731年(享保16年)に完成した閘門式運河(こうもんしきうんが)で、芝川を挟み、東縁(ひがしべり)と西縁(にしべり)に分かれ、堀の長さは東縁が約390m、西縁が約650mあります。見沼通船堀の最大の特徴は、見沼代用水と芝川との3mの水位差を克服するしくみです。

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見沼通船堀では、東縁と西縁のそれぞれ2ヵ所に閘門を設置し、水位を調整して船を通しました。閘門は、水位差の大きいところに関(水門)をつくって水位を調整し、船を通す施設のことです。見沼通船堀の閘門は、芝川側から順に一の関、二の関と呼んでいます。見沼通船堀は閘門式運河として、日本有数の古さであり、江戸時代中期の土木技術の高さが評価されています。

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江戸時代の光景を令和に再現する、貴重な機会となっています。お時間の合う方は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
国指定史跡 見沼通船堀「閘門開閉実演」
☆開催日時: 2025年8月20日(水)10:00~/13:00~(各回 約1時間10分程度)
☆会場:国指定史跡 見沼通船堀 東縁 一の関・二の関の間
☆内容:東縁 一の関の開閉による水位調節/東縁 一の関と二の関の間での復元船の航行/市指定無形民俗文化財「見沼通船舟歌」と歌にあわせた踊りの披露/鈴木家住宅附属建物の特別公開(通常は土日のみ)
☆司会:さいたま観光大使「さいたま小町」のめい小町が務めます
☆会場へのアクセス:JR東浦和駅から徒歩15分ほど ※駐車場はありません。公共交通機関のご利用をお願いします。
☆申し込み:不要
☆天候に関して:雨天時および渇水時は中止。当日の開催の可否については、さいたま市ホームページをご確認ください。また、日陰が少ないため、帽子をかぶる、こまめに水分を補給するなどの熱中症対策をくれぐれもお願いします。
読者のtaka様より、taka様が以前参加された際に撮影されたお写真をご提供いただきました。ご提供いただき、ありがとうございました!
国指定史跡 見沼通船堀 東縁はこのあたり↓