【さいたま市浦和区】さいたま市役所本庁舎を2031年にさいたま新都心に移転する方針との市長の施政方針演説の報道が出ました
さいたま市は、2001年に浦和市、大宮市、与野市が合併し、のちに岩槻市が編入して今に至ります。合併当初から、さいたま市役所本庁舎の場所を巡った議論が度々上がっていましたが、旧浦和区役所がさいたま市役所本庁舎となり、今年は合併20周年を迎えます。
さいたま市は、2019年12月にさいたま市本庁舎整備検討調査結果として、本庁舎の移転先候補の3つの場所を挙げていました。
- 食肉中央卸売市場ほか街区(大宮区吉敷町2丁目ほか)
- コクーン2・3街区(大宮区吉敷町4丁目)
- さいたま新都心バスターミナルほか街区(大宮区北袋町1丁目)
その後検討を進めた結果、浦和市、与野市、大宮市が合併した際の合併協定書に、『将来的には新庁舎はさいたま新都心にするのが望ましい』と明記されていることもふまえて、30周年となる2031年にさいたま新都心バスターミナルほか街区への移転をする方針であることをさいたま市長が初めて表明したとの報道が出ています。
さいたま新都心駅は浦和駅や大宮駅と並ぶさいたま市主要ビジネスエリアとして指定されており、さいたま市による企業誘致も進められてきました。しかし、今回、移転先として施政方針演説で述べた場所は、区としては大宮区にあたります。さいたま市議には旧浦和市を地盤とする方々もおり、反対論もあることから今後更なる議論が進むものと思います。
テレビ番組の企画でも度々扱われていますが、さいたま市には浦和VS大宮100年戦争と言われる地域間でのライバル心が明治時代(諸説ありますが、明治時代に開業した大宮駅の開業までの東北線の分岐を巡る浦和、熊谷、大宮の抗争が発端との説も)より根強くあり、さいたま市長が初めて移転先と時期を表明したことにより移転の可否を巡る議論は今まで以上に熱を帯びるように思われます。
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